<img height="1" width="1" style="display:none" src="https://www.facebook.com/tr?id=996778721472776&amp;ev=PageView&amp;noscript=1">

夜勤がある業種必見。2交代制、3交代制など交代勤務のシフトを徹底解説!

ライター: 勤務シフト作成お助けマン編集部

夜勤がある業種必見。2交代制、3交代制など交代勤務のシフトを徹底解説!

多くの企業が朝に業務を開始し、夜になると業務を終了する中で、24時間体制で常に稼働している事業所もあります。たとえば、工場やコールセンター、コンビニ、病院、介護施設などがあげられます。

24時間体制の業務には夜勤のシフトがあり、2交代制、または3交代制となっています。

2交代制、3交代制とはどのような働き方で、それぞれどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。そのほか、2交代制や3交代制のシフトを作成・管理する方法について解説します。

  1. 2交代制とは
  2. 3交代制とは
  3. 2交代制、3交代制のシフトを管理する方法
  4. 複雑な交代制のシフト管理にぴったりの自動作成ツール
勤務シフト作成お助けマン

2交代制とは

2交代制とは、24時間を2つの時間帯に分けて勤務する形態です。2交代制のシフト例をあげると下記の通りとなります。

【8時間ごとに交代】
8時~17時、20時~翌朝5時

【日中8時間、夜間16時間で2交代】
8時~17時、16時30分~翌朝9時

8時間以上の勤務では1時間の食事休憩が設けられているほか、夜勤の16時間勤務では食事休憩に加えて2~3時間程度の仮眠時間が設けられています。また、夜勤の16時間勤務は、完全に16時間にならない場合もあり、休憩時間を含めて16時間半、あるいは17時間の勤務になることもあります。

8時間ごとに交代する働き方は、主に深夜も稼働している工場でみられます。なお、2交代制を導入している工場では、24時間フルに機械を稼働する必要がないため、日勤と夜勤のそれぞれの間に稼働しない時間が設けられることもあります。

工場で24時間フルに稼働する場合は、後述する「3交代制」とすることが多いです。

また、8時間・16時間の2交代制は病院や介護施設で主に導入されています。夜勤の16時間勤務は長く感じられますが、食事休憩に加えて深夜に仮眠の時間が設けられているため、休憩時間は十分にあります。

2交代制のメリット

2交代制のメリットを事業者側と働き手側の双方から考えてみます。

事業者側としては、少ない人員で交代制のシフトを組める点がメリットです。一般的には、交代制のシフトでは多くの人員を必要としますが、2交代制なら日勤と夜勤の2種類しかないため、必要な人員の数を抑えられます。そのため、2交代制は従業員数が少ない事業所でも容易に導入できます。

そのほか、2交代制は3交代制と比べるとシフトを作成しやすい点もメリットといえます。日勤と夜勤の2つに分けるだけで済むため、シフトのパターンは比較的シンプルになりやすいです。

働き手側としては、シフトの種類が日勤と夜勤の2つしかないため、シフトがわかりやすい点がメリットとなります。また、2交代制なら、3交代制のように深夜に出勤する必要がなく、明るい時間帯に出勤できるため、出勤しやすいと感じられる点もメリットといえます。

さらに、工場での2交代制の場合、日勤のみ、または夜勤のみという働き方を選べる場合があるため、どちらか一方の勤務のみとすれば、夜勤であっても一定の生活リズムで過ごすことができます。

そのほか、病院や介護施設などで16時間勤務を行った後は、次に出勤するまでの時間が多く確保されている点がメリットといえます。多くの場合、夜勤が明けた次の日は公休となるため、夜勤明けの当日も含めると十分に身体を休めることができます。

2交代制のデメリット

反対に事業者側のデメリットとして挙げられるのが、交代の際に生じる空白の時間です。

事業者側としては、工場で8時間の2交代制で運営している場合、生産量が増える時期に変則的なシフトを作成しなければならないことがある点がデメリットとなります。

年間を通じて生産量がほぼ同じである場合は、一年中2交代制のシフトで運営しても問題はありません。しかし、製品によっては特定の時期に出荷数が大幅に増えることがあります。そのような場合は、機械を長時間、最大で24時間フル稼働する体制として製品の製造を増やさなければなりません。そのような状況になったときは、従業員に早出や残業をお願いする必要があります。

年間を通じて生産数がほとんど変わらなければ、常に8時間勤務のシフトで運営できますが、特定の時期に製品の生産量が増えると、10時間以上の勤務というイレギュラーも発生するため、シフトが複雑になりがちです。

働き手側としては、夜勤による体調管理の難しさがデメリットとなります。特に年齢を重ねると深夜の労働がつらいと感じるだけでなく、日勤と夜勤を繰り返す不規則な生活を送っていると、疲れや眠気が取れにくいと感じることもあるでしょう。

また、家庭を持つ人は、家族と生活リズムが異なってしまうため、家族と過ごす時間を確保しにくい点もデメリットといえます。

そのほか、夜勤で16時間拘束される場合は、勤務時間がとても長く感じられる点もデメリットです。深夜に仮眠の時間が確保されているとはいえ、夜勤に慣れるまでは勤務時間がなかなか終わらないように思えることもあります。

 あわせて読みたい記事
シフト管理者・シフト勤務者におススメのシステム・アプリ
自動作成を特長とするシフト管理システム|導入する前に知っておくべきこと
シフト作成に特化したシフト管理システム比較|クラウドのメリットとは
飲食店に最適なシフト管理システム・アプリ|料金・機能・メリット徹底比較

3交代制とは

3交代制とは、24時間を3つの時間帯に分けて勤務する形態のことで、病院などの医療機関、ホテル、コールセンター業務などで導入されています。また、工場で24時間にわたってフル生産を行う場合は、2交代制ではなく3交代制で対応します。

3交代制は「早番」「中番」「遅番」という呼び方が一般的ですが、病院などの医療機関では「日勤」「準夜勤」「夜勤」という呼び方をすることもあります。

3交代制のシフトの例をあげると下記の通りとなります。なお、いずれも8時間勤務で1時間の休憩を取るものとします。

早番:8時~17時
中番:16時30分~0時30分
遅番:0時~9時

3交代制のメリット

3交代制のメリットは勤務時間が日勤と同じ8時間であることです。これにより、事業者側と働き手側の両方にメリットがもたらされます。

事業者側としては、3交代制によって生産性の向上が見込める点がメリットとなります。工場での3交代制を例にあげると、機械を24時間フルに稼働できるため生産量を最大限に増やせます。

また、3交代制の場合は、どの時間帯の勤務も8時間労働であり、原則として長時間勤務にはならないため、働き手は集中力を持続した状態で働くことができます。それにより、業務中のミスやトラブルの発生を防ぎやすくなり、結果として生産性の向上につながります。

働き手側としては、事業者側のメリットの中でも説明した通り、勤務時間が原則8時間であるために集中力が持続しやすい点がメリットとなります。また、8時間勤務すれば次の時間帯の人と交代できるため、モチベーションを下げずに業務を行いやすくなります。

さらに、3種類の勤務時間の中から選べるため、働き手自身の都合に応じて出勤できる点がメリットです。たとえば、午前中に予定が入っている場合、日勤だけの働き方をしていると休みを取らなければなりません。しかし、深夜から働き始める遅番なら、午前中に用事を済ませることができ、午後に仮眠を取れば深夜からの勤務に備えられます。

3交代制のデメリット

3交代制のデメリットは、多くの従業員を確保する必要があること、シフトが複雑化することです。

事業者の立場からみると、3交代制の場合、早番、中番、遅番のすべての時間帯に従業員を配置しなければならない点がデメリットと言えるでしょう。そのため、3交代制を導入するなら、事業所の規模が比較的大きく、従業員数が多いことが条件となります。もし、従業員の数が少なく3交代制の導入が難しい場合は、2交代制への変更も検討しなければなりません。

働き手の立場からみると、シフトが3種類あるために出勤時間が朝や夕方になるほか、深夜に出勤しなければならない点がデメリットになります。そのため、次のシフトは何かを常に確認しておくことが必要です。

さらに、出勤時間がその日によって大きく異なるため、生活リズムが崩れやすくなります。日に応じて睡眠時間が異なると、常に眠気を感じやすくなるだけでなく、体調不良の原因になることもあるため、体調管理に気を配ることが重要です。

シフト管理に役立つe-Book(ホワイトペーパー)「働き方改革におけるシフト作成ガイド」を無料でダウンロードできます

 

2交代制、3交代制のシフトを管理する方法

2交代制と3交代制はともに、法定労働時間、残業時間、勤務間のインターバルなどを考えてシフトを管理しなくてはなりません。2交代制であれば、残業を含めてありきの12時間勤務の日を設けなければならないケースもあるでしょう。その際、念頭に置かなければならないのは、36協定の残業時間の上限や自社で定めた特別条項などです。

また、3交代制はどの勤務も8時間勤務であり、途中に1時間の休憩をはさむことが一般的です。

法令を遵守し、事業をスムーズに運営するためには、どのようにシフトを組めばよいのでしょうか。ここでは、適切なシフトの組み方をご紹介します。

お役立ち資料を無料ダウンロード

1. 大まかにチーム分けする

はじめに、大まかにチーム分けをします。2交代制の場合は「日勤のみ」「夜勤のみ」に加え「日勤希望、夜勤可」や「どちらでも可」など、従業員の希望でチームを分けられます。

3交代制の場合は「主婦がメインの早番チーム」「早番・中番・遅番の融通がきくチーム」「若くて体力のある遅番チーム」などに分けることができます。

2. 人員のセットを作る

次に、チームの中から人員のセットを作ります。3交代制を例にご紹介します。

以下のチームの中から、早番に4人、中番に6人、遅番に5人配置すると仮定しましょう。

  • 早番チーム 5人(ABCDE
  • 早番・中番・遅番の融通がきくチーム 12人(FGHIJKLMNOPQ
  • 遅番チーム 4人(RSTU
    ※早番チーム、早番・中番・遅番の融通がきくチームのLPQ、遅番チームはパートタイマー(出勤数週2〜3日の希望あり)

勤務する曜日を軸に、人員セットを作ります。月、水、金曜勤務のセットを

  • 早番 ABCF
  • 中番 GHIJKL
  • 遅番 MNORS

とし、火、木曜勤務のセットを

  • 早番 DEGH
  • 中番 FIJMNO
  • 遅番 KPQTU

という風に決めていくと、分かりやすくなります。以下に図示します。

img_team

3. セットのローテーションを検討する

セットができたら、ローテーションを検討しましょう。

2交代制で「日勤希望、夜勤可」という希望を出した従業員がいるとします。しかし「稼ぎたくて夜勤を希望したけれど体調管理が難しく、日勤を多めに入れたい」と考える従業員がいる可能性もあります。そのような従業員が毎週のように夜勤をすると、モチベーションの低下につながることもあるでしょう。

そこで、モチベーションの低下を防ぐために、夜勤、夜勤、休み、日勤、休み、夜勤…というシフトを作成するとします。しかし、上記のシフトでは出勤のパターンが不規則になるため、勤務上のミスや遅刻などが起こり得ます。

そのようなトラブルを防ぐためには、今週は夜勤、土日をはさんで次週は日勤というように、週単位でメリハリをつけることも重要です。

▼ 「工場の勤務タイプ」「交代制勤務」については、以下の記事も参考にしてください
工場のシフト管理の方法とは?勤務タイプ別の特徴と運用のコツ
工場のシフト管理はどうする?製造業におすすめのシフト管理システムとは

まとめ

シフト管理者は、上記で説明したシフト表作成のポイントを押さえておくほかにも、従業員のスキルのほか、働きやすい環境を保つために、休みの希望も考慮しなくてはなりません。

2交代制、3交代制のシフトは、一見すると規則的な勤務形態のようにも感じられますが、シフト管理者にとっては非常に複雑に感じられ、シフトを作成するために考えなければならないことが多くあります。

間違いのない、適切なシフト表を作成するなら、シフト表の自動作成ができるシフト管理ソフトの導入がオススメです。あらかじめ「早番のみ」「早番・遅番OK」「土日出勤NG」といった従業員の希望と、「月水木の人員は10人、早番3人・中番5人・遅番2人」などの条件を設定すれば、チーム分けもセット作成も手軽に素早くできます。

シフト表の自動作成が行えるようになれば、自社のシフトに合う方法で出勤形態を分類したり、シフトの順序を適切に並べ替えたりすることができるため、シフト表を作成する効率が格段に上がるでしょう。

JRシステムが提供する「勤務シフト作成お助けマンDay」は、あらゆる勤務条件を登録すると、その勤務条件にあったシフト表を自動で作成してくれるものです。勤務条件は、連続勤務日数、勤務並び、スタッフ組み合わせ、勤務回数、必要人数など、多くの条件を登録することができます。

「勤務シフト作成お助けマンDay」では、本格的に利用している場合と同じ機能が使える「2か月間無料トライアル」を提供しています。交代制のシフトを早く、手軽に作成するためにも、この機会にぜひお試しください。




「勤務シフト作成お助けマン」でシフト作成の効率化に取り組んでみませんか?

まずは、お気軽に資料ダウンロードしてみましょう!

1.パンフレット … 製品概要についてご説明します。
2.ご提案資料 … 機能や導入効果についてご説明します。
3.導入事例集 … 「勤務シフト作成お助けマン」を導入していただいた企業様の導入事例集です。


勤務シフト作成お助けマン編集部

勤務シフト作成お助けマン編集部

「勤務シフト作成お助けマン」鉄道情報システム株式会社(JRシステム)が提供するシフト管理のクラウドサービスです。シフト作成者の方々に役立つ情報(労働関連の法律の解説、シフト作成のノウハウ、よくある問題・課題の解決方法など)を発信しています。

個別相談会のお申込み
無料トライアルのお申込み